2013/12/09

最終回直前、安堂ロイドは電気キムタクの夢を見るか

『安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~』

 あのキムタク主演のSFドラマ。次回は最終回。直前に残念なところと良いところを振り返ってみましょう。

 木村拓哉さんは概ねオーケーなのですが、あの髪型がまったく解せぬ、でした。いわゆるむかしのキムタクなイメージな感じでかっこよくないので、もうちょっと短くして良かったんじゃないかなぁ。
 柴咲コウさんは、私はいままでどちらかというと苦手だったのですが、今回はすごいと思いました。こんなどうにもならない役を最後まで徹頭徹尾瞬間瞬間のぶれなく演じていて、仕事する感ステキです。
 大島優子さんはファンにとってはどうなのだろう。多重人格にするなら、普段はもっとかわいい感じで良かったんじゃないかなぁ。
 桐谷健太くん。前半サイコ野郎で、脚本がひどすぎんじゃねーかと思っていたら、後半いきなりまともになって、やっぱりなーと思いつつ。うまい俳優さんなのに今回は損したかも。
 本田翼さん。前半はどうなるかと思っていましたが。こういう漫画的キャラクタは、発声とか身体コントロールができないと、あまりうまくない。日本のテレビでみかける役者さんで、できるひとはあまりいないような。後半感情がでてくるようになったらは、なんとかなりました。
 山口紗弥加さん。嫌な女感が最初から好きでした。全体を通してぶれなくて良かったと思います。
 桐谷美玲さん。美人なので楽しみにしていましたが。がんばっていましたが。悪い顔せずにずっと美人な表情のまま怖い台詞言って欲しかったな。
 平岡祐太さんも、桐谷くんと同じでどうせ良い奴だろうと思ったらそうだったけど、あまりにも出なかった期間が長い。かわいそうでござった。もっと活躍させてほしかった。
 遠藤憲一さん。萌えるところ。この定まらないドラマの世界で、リアルに戯画的キャラクタを演じきっているさすがだーーー。親娘のからみ良かったと思います。
 鶴見辰吾さん、怪しい名無しの政治家のコテコテ感うまい。
 嶋田久作さん、とってつけたような唐突感最高。この人をだしたらなんとかなると思うなよ。



 話の中盤から美味しい大物役者がでてくるとずっと信じていましたがでませんでした。キムタク、柴咲コウ、遠藤さんだけで話を運ぶのは辛い。あるいは、毎回出てきてやっつけられる敵キャラはもっと大物がでるかと。藤本隆宏さんぐらい?

 SFライトユーザーとしては、5次元プリンタとか楽しかったですが、メールの日付だけで未来と交信してる、といわれてもなぁ?、でした。教授が道をふさいでいるから、という言い訳のようですが。PCから離れて何か道具を用意した方が良かったんじゃ?。プリンタも机からでてくるんだし。
 アンドロイドのスペックがはっきりしなかったのも、おおきなモヤモヤ。アナログそうにみえるけど実は最新鋭の拳銃?。ちゃんとそれっぽいのをデザインしてもたせれば良かったのに。

 しかし一番の欠点は、「兄妹の年齢差」と「安堂家のサイコっぷり」です。こんなんじゃ兄もまともなはずがない。あんなDQNの家庭じゃ、キムタクは鬼畜の天才科学者間違いない。暖かい家庭なのに、妹だけ犯罪の被害者になったとかでトラウマにあわすとかにした方が良かったかも。
 
 もし年齢差がもっと近い設定だったら。柴咲コウが妹役を演じて、大島優子がヒロインだったら、かなりおもしろかったかもしれません。

 前半は竹内まりやが流れると、恋人達のシーン、というお約束で、さすがキムタクと柴咲コウだなぁ、と思いましたが、だんだんそうじゃなくなっていくのがつまらなかったです。桐谷くんのキムタクとの回想シーンでそれだと、あぁもしかして好きだったの?と思います。そのほうが奥さんに嫉妬するってんで、良かったかも。

 乱暴にいえば、特撮ものを一般視聴者もみる枠でやってみるよ、だったわけですが、こういうものをちゃんとおもしろくやるには、パシフィック・リムに代表されるように、「とことんやる」ということです。役者さんは、未熟な人はさておき、みんながんばっていたと思います。でもあまりにも話や脚本が残念だった。ストーリーはまぁ斬新さとか求めてはおらぬ、ただ、SFや特撮の端くれとして、そのお約束的なものをきちんと踏まえていればよくて、踏まえているのに、妙にリアルなドラマ感をだそうと思って、結果的にぶれまくってうまくなかったと思います。

 キムタク主演のSFドラマ、ってんで、わりと期待値は高くて、いまだに高いので、もし機会があればまた懲りずにやってください。でもそろそろ、キムタクがキムタクを演じなくて良いドラマ作りをしても良いんではないかなぁ。そういう点で、ハウルは良い仕事です。

 まだ最終回が残っています。もしかして一発大逆転があるかもしれない??。ハッピーエンドを信じていてもちろんそうだろうけど、それをどれくらいハッピーに見せてくれるか楽しみにしております。


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