2013/12/09

「SHERLOCKの1日でも早い時期の放送、字幕でも良いから」あるいは、バカと子どもはどこまでスルーすべきか

 12月に入ってからBBCさんがばんばんSHERLOCKの宣伝を打ち始めています。NHKでも2ヶ月ぐらい前から番組表がでますが、BBCはけっこうぎりぎりにでないと色々やりださないらしく、しかし始まったらすさまじいほどの宣伝です。そりゃそうですよね。S3Ep1は元旦の夜の放映。日本での同じ枠は相棒!DANE☆

 ともなって各国での放映日時も続々と公表されています。アメリカは本国より先に発表されるという奇っ怪ぷりですが。アジア圏でも早いところは早いらしく。

 それで日本のSHERLOCKEDな皆さんが、おかしくなり始めています。

 twitterのNHKのアカウントにむかって、「字幕でも良いから」とNHKに言うのはまったくおかしいのでやめましょう。同じ内容繰り返し、あるいは、たまたま意図せずとも個人が集まって集団になってしまうのは、もはや迷惑行為です。NHKに要望があるなら、ちゃんとその窓口があるのだから、そこ経由で行いましょう。そうじゃないと数にカウントされない、と思ってよいと思います。

 窓口経由でも「字幕でも良いからはやく」というのはおかしいと思います。理由の一つは、「字幕」というのは、ものすごく情報量が減るのです。「字幕でも良いから」はやく見たい、という人はきっと映像重視なので、もはや英語のまま、わからない観てもたいした差はないと思います。

 日本でSHERLOCKがブレイクしたのは、間違いなく吹き替え放送のおかげです。ブレイクというのはファンがある一定数を超えることであり、英語しかない段階では、ブレイクはあり得ないのです。吹き替えからファンになった人は、(オリジナルを英語で見てわかるひとでない限り、)次をいきなり字幕でみたら、おもしろさがわからないからおもしろさが半減すると思います。

 海外もののファンでも、英語はわからないよというファンはいるでしょう。しかしUKではすぐにDVDなどが発売されるので、そういう人は「字幕で放送しないのおかしい」なんてことはいわず、さくっと買っていると思います。

「字幕でもいいから早く放送して」という人は、ものすごく「いま」熱くなっている人だと思います。少し冷静になってみましょう。

 本当に一日でも早く観たいなら、英語ができるようになる「しか」ないのです。S2からS3まで、どれくらいの期間がありましたか?。あるいは、S3からS4まで、どれくらい期間があくと想像できますか?。その間にあなたは、どれくらい英語を勉強できると思いますか?。そうはいっても勉強は難しい。S3までに英語力…!など思いましたが私も実現できていません。
 だからといって、ツイッターのアカウントに色々言うという、極めて手元で即座にできてしまう作業に時間を一秒でも費やすのは、あまり意味が無いし、短絡的で、子どもっぽいし、バカっぽいのです。もしそのお願いをしているのがあなた一人ならば、NHKのアカウントがそもそもそのリプライに気づくこともまれだし、気づいて返信するのは、可能性としてはないとは言えないでしょうけど、NHKの編成に影響は与えません。じゃあ、数で勝負だとなると、それはインターネット上の暴力と同じ、とまではいかないけど、冷蔵庫に入った写真をアップしてクビになって店をつぶして訴えられるなどといった類のバカッターと、同じ穴の狢なのです。

 そういったバカッターと言われてしまう人たちは、たいていは若年層、すなわち子どもです。NHKに対してリプライはせずとも毒を吐いている人も、そうなのだと思います。リプライじゃなきゃ何を言ってもいいわけありません。プロフィールに「SHERLOCK」好きですとわかるように表記して、放送時期について罵っていたら、「あぁ、SHERLOCKのファンはバカなんだな」と、いつか、何かまとめてさらしあげたい人たちに見つかります。数が多くなれば時間の問題です。(あらゆるまとめ炎上サイトは、その対象を叩きたいわけではなく、アクセス数を稼ぐことが目的だから、内容はなんでも良いのです。)

 そういったバカッターを、SNSにおいてどう対応するか、について、テレビでとあるコメンテータが言っていました。

「無視する」

 なんの相手もしない、問題にしない。

 本来はこれが正しい取扱い方法だとは思いますが、しかし、バカな方向につっぱしる子どもや大人をどこまで放っておいてよいのか、というのは、政治や社会の問題ついても通ずる問題だと思います。

 こういう場合は干渉し、こういう場合は無視する。
 スルーの線をどこに設定するか。仕事や生活が充実したり忙しい人は、ほとんどすべてがどうでも良いことになるでしょう。迷う暇などないかもしれません。

 しかし私は少々暇です。目の前の個人的な多少なりの問題を棚に上げ、猛烈に騒ぎ始めた日本のSHERLOCKファンの、ちょっと我を失っている方々に言いたい。

 あなたはちょっとのぼせ気味で、「好きだからできることを何でもしたい」と思っているかもしれない。でもそれはちょっと長い目でみると、足しにならないどころか、マイナスになる。気持ちを他のどこに向けていいかわからないなら、全部、英語の勉強に向けよう。あなたが英語ができ「さえ」すれば、かなりの問題が片付くし、年齢が若ければ若いほど、SHERLOCKの次のシーズンを待っている間に、かなりよほど英語の力は上達します。「SHERLOCKのドラマを英語でみてわかるようになる!」なんてかなり具体的な目標は、その目的のための英語上達に、ものすごい力になるに違いありません。



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