2013/09/30

『しあわせのパン』の美しさともにょさ

 それっぽいカフェの壁に貼ってあった宣伝ポスターで、それっぽい映画だろうなと思いつつも、大泉さんや知世ちゃんなので気になっていた映画が、Huluにきていたので、時間の都合で分割して観ました。

 前半観たときは、予想以上に癒し度高くておもしろい、と思いましたが、後半続きをみたら、こちらの心理状況がずいぶんかわっていたのか、そこまででもありませんでした。うっかり撮影地になった(モデル?)らしいカフェの情報を見てしまったからかもしれません。世知辛いです。

 映像はとても美しく、夢見心地でステキです。夢のような光景だけど、夢じゃないところが北海道の凄いところです。

 でも、どうして心の傷をかかえたような状態だったのか、夫婦なのにどうしてまだマーニじゃなかったのか、そこらへんひっかかります。結婚したからといって最初から出来の良い夫婦なわけではなく、変化していくことはわかりますが、それは、もっといろんな出来事や時間が重なっていつのまにかだと思うので、この映画はそれを納得させるだけのストーリー展開や脚本ではなかったのかもしれません。なにせこの夫婦はけっこう年がいっている。その前に横たわる歳月の長さを考えると…。2年間でそれだけの変化を起こさせる力があの自然の世界にはあるかもしれませんが、私にはそこまで伝わってきませんでした。

 近頃、音楽やドラマなど、数字が獲れなくなってる業界が増えていますが、それは突き詰めると、作詞や脚本など、言葉に関する力が低下しているせいではないかと、漠然と思っています。映像も役者さんもとても良い。一つ一つのシーンや一つの台詞は、とても良いです。でも、それらが積み重なって結果としてできるものが、力が弱いような気がします。心を動かされるか、その瞬間でも熱中できるか、というと、振れ幅も時間の長さも短く小さいです。

 エンタメ性と質の両立が、いまの日本では非常に切実な問題となっています。この映画も、かなりクオリティの高いほうではありますが、これぐらいの「良い」感じの、映像や音楽や小説は、わりとそこそこあって、あるんだけど、何かこう、届くものがちょっと弱いです。

 日本の役者さんというのは、「学ぶ場所や過程がない」「コンテンツが弱い」という非常な逆境のわりに、驚異的に質が高いと思います。この映画も原田知世の存在感がすごいし、それをよく見せている映像だと思います。目が奪われます。さっすがです。脇を固める役者さんも、手堅い。あんがい台詞が少ない大泉さんもさすがです。

 しかしこの映画、ぜひ、もっと若い二人でやって欲しかったです。はじめてポスターをみて映画を知ったときの印象は、「え、この二人?」でした。物語のふんわりふわふわ度高めの割りに、この手堅すぎるキャスティングはなんなのか。両方せめて30歳ぐらいでやって欲しかった。(20代でも良いけど金銭的な話がリアリティがなくなるので)だってあのオチでしょう。あれじゃなかったら、ぼんやりふわふわのまま終わったのに、最後のオチで惜しかったです。羊がいっしょに暮らすでいいじゃないっすか。
 
 良いといいつつケチをつけていますが、『RED』はおもしろかったのに語るところがあまりなくて、『Black&White』や『しあわせのパン』のように、「なんだかこうもうちょっとさぁ…!」と言葉がでてしまうほうが、おもしろいのかもしれません。「おもしろいものを観たい」ときに答えてくれる映画や、そうでない映画もあっていいと思います。でも『しあわせのパン』は、自分の場合は、会社勤めの頃はけちょんけちょんに罵るだけだっただろうと思うと、またもにょもにょ口ごもります。どんな癒し系映画を観てもケチをつけるタイプではありますが、その「癒し系映画」という概念も日本では何かはき違えているというか、なんというか、もう一つ、もう一ひねりないと、自然の映像だけでいいじゃねぇかよ!、のような悪口が口をついてでてしまいます。やはりもっと清らかな心を持たないとしょうがないのでしょうか。でも清らかになるために清らかなものをみたいなとも思うのです。

 これからの季節にオススメです。

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2013/09/24

『Black&White/ブラック&ホワイト』(This Means War)をクリス・パイン目当てで観た


原題は "This Means War" 2012年の作品。

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 リース・ウィザースプーン、クリス・パイン、トム・ハーディのアクションコメディ。クリスとトムハがウィザースプーンを取り合う話なんですが、ウィザスプーンさん、うまいしキューティ・ブロンドではそれなりにかわいいと思ったけど、クリスもトムハもとってもかっこいいのでもにょもにょ。一番美味しいのはトム・ハーディです。かわいいよ! ちょっと小柄なんですねこの方!

 各方面の評価の通り、豪華キャストのわりには、な内容でした。観ているときはゲラゲラ笑うし、テンポ感もまぁまぁだし、かっこいいし、そんなに悪いところはないはずなんですが、終わったあとの、何故かこの微妙に残るB級感。おもしろいけど点数つけるとしたら、6点ぐらいになるし、 腐ったトマトなげられるのかなぁと思います。


  • クリスが女遊びする軽い役らしいが、そこまで軽くエロく見えない。キャラクタが微妙に紳士で中途半端。(クリパのせいではない)カークのときのほうがずっとエロくてやらしい感じがした。
  • ウィザースプーンの口の悪い友達役が、めちゃくちゃ口だけひどい下品なことをいうのだけど、ああいうのはアメリカ的だし、繰り返しでくどいなぁと思った。やるやらないの話をしているいっぽうで、「紳士協定だ」とかいっているのは、クリパとトムは的には美味しいけど、全体としては間抜けだった。
  • おばあちゃんや偽の家族のエピソードは中途半端にしんどいし長い
  • 魅力的な人物だとは思うけど、ウィザースプーンのキャラがそこまでモテる理由がわからない。特に仲良しセクシーな友達がいるクリパのほうには。
  • イギリス人だというネタがしつこくて、アメリカ人はそうなのかーと思った。イギリス人もCIAにいたりするの?
  • トムハが野外のゲームで本気出すところはおもしろい
  • 職場のシーンが良い。しかし主人公達の周りにいる人が軒並み彼らより一回りずつでかいのはなんでだろう。


 ともかくも、「クリパとトムハの設定をもうちょっと使って、悪役との対決と恋愛ゲームをもっとまく絡めて欲しかった」といったところです。アクションシーンは悪くないのに少なかったのがもったいないです。うまくできていたら続編もあっただろうにと思うと、惜しい。でももし続編がある場合は恋愛ものではなくて、ただのアクションコメディになると思いますが、それで良いのではないでしょうか。クリパとトムハの組み合わせは美味しいです。ネットでしりあって…というあたりのくだりが一番美味しいしおもしろいしカワイイ。。なので別エンディングも、当然あれが一番自然だろう?!、どんどん。
 
 頭空っぽにして観るデートムービーでしょうか。20代後半以降40代ぐらいまではおもしろいと思います。セクシーなシーンはありそうでないのですが、下品な会話は若い人はひいちゃうかもしれないし、バブル世代より上の大人の人には作りが子どもっぽく見えてつまらないと思うかも。

 おもしろいのに惜しい、でも美味しいイケメン映画。脳天気な映画が観たい、というときにオススメです。
 
 原題も邦題もわけがわからないのですが、B級な私がつけるなら『対決! スパイの恋愛大作戦!』でどうっすか?
 

『RED/レッド』(2010年)をカール・アーバン目当てに観た


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  ブルース・ウィリスのじーさんばーさんアクションコメディ。いや、じいさんかと思いきや、ブルースは50代でリタイヤした設定らしいですね。どおりで若いです。

 日本でも劇場公開されそれなりに流行った(ように見えた)映画で第二弾も制作されていますが、ここにスタートレックのドクター・マコーイことカール・アーバンが出演していると目にして、観ました。有名豪華キャストがでているので、若いお兄さん役のカールはどれくらいでているのかしら、と思っていましたが、けっこうでていたし美味しいシーンばかりでした。

 キャスティングされるのだから当然かもしれませんが、ベテランキャストのなかで負けない存在感で見劣りしない。観客と彼らをうまくつなぐような。ブルースとのがっつんどっかんな肉弾シーンも良いし、冒頭のスーツ着てシュッとした感じも良いです。顔は四角くてがんこなわんこな雰囲気ですが、いやいやさすがに世界的俳優IMDbでも81位だし。かっこいいですねぇ。スタートレックで彼が気になっている人は、もれなく観るべきです。

 映画は安心しておもしろいです。冒頭の静かなシーン、ブルースが暴れる前から、あぁなんだかおもしろいなと思ったので、やっぱり色々違うなぁと思いました。ジョン・マルコヴィッチは声がかっこよいですね。ヘレン・ミレンさんはもっと見せ場があるかなと思っていたらとてもレディな感じでした。メアリー=ルイーズ・パーカーさんていくつなの? かわいすぐる。

 続編は日本では11月から公開のようで、カールはでないですが、アンソニー・ホプキンスがでる…観に行こうかなぁ。。

2013/09/17

ウォーキング・デッド のS3の最終回をやっと見た(ネタバレあり)


 猛烈大人気のアメリカのドラマ The Walking Dead ですが、Huluに入っているので我が家でも観ておりま…というのは微妙にウソで、全部みると疲れるので、所々観ています。最初の第一話をみたときのインパクトはすごくて、そりゃもう大興奮でしたが、


  • 観ているあいだずっとドキドキしているのがしんどいし、
  • シーズンが進むにつれて物語の速度がどうも遅くなっている気がするし
  • 提督が怖い


 以上のような理由で、ぽつぽつ観ていますた。(たりない部分は家人にきいておぎなう)

 で、ようやくS3の最終回を観ました。刑務所編とでもいうんですかねー。。。提督ことモリッシーさんが怖いのなんのって。やめろぉお前ぇえって感じでした。最後の最後でバババババンとキレたら逆に怖くなくなりましたな。あれは弱さの路程であり、あとはただの頭のイカレタおっさんになるのでしょうか。

 刑務所編をみていて気になったのは、アンドレアというキャラクターの立ち回りというか行動原理というか、どうも共感できなくてしんどかったです。多分そういう共感できないキャラクターを描いていると思うので、すごいと思います。本当にうっとおしいです。いい女で腕っ節も強くて、みんなが殺し合いにならない方法を模索するけど、なんだかうまくいかなくて、何だかおめぇなにやってんだ二兎を追う者は一兎をも得ずじゃねーのか、って感じでした。

 メルルおっさんも怖すぎて苦手なのですが(最終回でリックよりまともなこと言うわーと思ったらみごとにフラグ)、アンドレアはそれよりも苦手。しかし思えば、リックの奥さんも苦手でした。共感できない美人妻。友人とうんちゃらというのは状況的にしょうがないと思うけど、旦那もろとも面倒くさい夫婦です。このような状況下で、見事に息子カールくんの人格形成がぎすぎすしてきているのが見物。あんな時代に現代的な倫理観を持ちながら成長できるわけがなく、そういう葛藤が今後強くなるのでしょう。成長が早いのが心配です。

 あらすじをまとめて言ってしまうと、実は王道ベタ展開ですが、しかしおもしろいのは、脚本や演技力、登場人物の設定など諸々あるのでしょう。でもリックの鬱のターンは長すぎた気がします。かっこうは変わったけど嫁幽霊まだでてくるし!

 ゾンビものというより、完全に人間同士のバイオレンス中心な話ですが、これはトータルでオチがつくのでしょうか。人気絶頂期にすぱっとやめて、話にかっこいいエンディングを用意して欲しいですが、アメリカのドラマにそんなものを期待してはいけないのでしょうか。エンディングといっても、「特効薬とか何か劇的効果でゾンビにならない」というオチしかないですね。ううむ。

2013/09/11

マーティン・フリーマン目撃遭遇ツイート





 sohoあたりで買い物しているよ!、なツイートもありました。えぇなぁ。

ベネディクト・カンバーバッチのtiffメモ


カナダのトロントで行われている国際映画祭(tiff)で、ベネディクトが出演する映画が3本お披露目

『The Fifth Estate』予告編tiffの記者会見の映像。30分ぐらい
 現代。主人公のジュリアン・アサンジを演じる。アサンジは実在の人物で存命、オーストラリアのジャーナリストでウィキリークスの創設者。
 映画祭での上映後の評判は、役者は良いけど監督や脚本家がフルボッコ?、らしい。


『12 Years a Slave』予告編
 主人公は自由なのに奴隷になった黒人男性。やや時代劇。ベネディクトは奴隷としての彼の主人となる農場主の一人を演じる。
 これは映画の評判がすこぶるよい。


『August: Osage County』予告編
 もとは戯曲。現代?。メリル・ストリープとかジュリア・ロバーツとか。ベネディクトはさえないかなりだめな男を演じるらしい。
 この映画も評判が良い。


 いずれも日本公開は不透明。ドキドキ。12 years と August は日本でも知名度高い人がでてるのでくるかも? がんばれアサンジ…

ベネディクト・カンバーバッチの最近の日本語の記事


 ベネディクトのニュースがいろいろありすぎてついていけないので、日本語の記事を中心に列挙しておきます。日本語の記事は遅いとかちょっと違うとかあるみたいですが、なんとなく状況把握にはやはり便利かなぁと…。



 Cumberbatchのスペルに赤の点線つけてるのは誰ですかー。

2013/09/09

美しき超人『マン・オブ・スティール』(うっすらネタバレ)


マン・オブ・スティール』をIMAXで観てきました。
 公開前にみていた予告編は、なかなか好感触でしたが、今回は家人の友人(パシリムは受け付けなかったらしい)推しで。

 非常におもしろかったです。「スーパーマンか?」というと話が荒れるのでさておき、おもしろかったので、おもしろい映画が好きな人は観に行きましょう。

 映像は基本美しいのですが、スーパーマンを演じるヘンリー・カヴィルの美形っぷりったらもうため息ものです。肉体美ももちろんすさまじいのですが、そのむきむきスーパーマッチョなのに、すっげぇ美形というのは素晴らしい。奇跡ですね。「マッチョなのに美形」すごいです。
 クリプトン星のコスチューム、乗り物など、造形が昆虫的で流麗な曲線で描かれていて、たいていの人がマッチョなのですが、人々の肉体美も美しいかなぁと。配色は地味め、鉄傾向なのに、耽美なことこのうえない。
 テキサス州でのシーンもステキです。クラーク・ケントの父親、まんまなキャスティングがもちろん十二分に仕事しています。少年時代の描写が多いのも良い。少年クラークがかわいいのなんのって。

 そして肝心の戦闘シーンは、見応えあって楽しいです。個人的には中盤の昼間のアメリカの田舎の戦闘シーンのほうが楽しいかなぁと。終盤のも良いですが画面がちょっとダークな感じなので。戦闘シーンは意外なキャラクタが大活躍で、かっこよいです。(ヒロインがそこまで美人じゃないかわりに?、なのでしょうか)

 ラッセル・クロウは最初しかでてこないのかしらもったいないわーと思っていたら。私は好感度ぶいぶいあがりました。ああいうアクションでドアとかあけるの、中二病なのかつぼります。

 スーパーマンの誕生について丁寧に真剣にリアルにつきつめた物語が展開していて、良いと思います。アクションSF映画として十二分。単独の映画として楽しめます。うまくまとまりすぎて、続編やれるの?とも思うくらいです。(次に続くよ~みたいな伏線ぽい雰囲気がない)

 映画を推した人の言葉からの引用ですが、「ドラゴンボールみたい」ですので、あの実写ドラゴンボールで泣いた脱力した厭世的になった方は、ぜひ観にいって欲しいです。ハリウッドは本気出せばちゃんとできるんですできたんです。

 スーパーマンと思えないほどかっこいいし、戦闘シーンはがっつんどっかんこれでもかこれでもかと徹底的。モヤモヤするという意見もあるようですが、それは映画の出来ではなくリアルにストーリーをつきつめた結果だと思うので、大丈夫です。(『スター・トレック イントゥ・ダークネス』のほうが全体の雰囲気は明るいです。)


 こちらは昔の。顔がくどい…と思ってしまう。今回のヘンリーさんは、動いているとくどさ半減してともかくイケメンです。目の保養じゃ。

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2013/09/05

ペンギンがサーフィンだけじゃなかった『サーフズ・アップ』

 Huluで『サーフズ・アップ』(2007)観ました。
 
 
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 テレビで宣伝していたなぁと何となく思いつつ、ペンギンがサーフィンなぁ…とケチつける感じで見始めたら、どっこいおもしろかったです。
 
 Huluのサイトの紹介文
『イワトビペンギンのコディは南極のシバレルタウンで働いていたが、伝説のサーファー、ビッグZを記念して開かれるサーフィンの世界大会への参加を思い立つ。…』
なんて書いてあって、確かにその通りですが、Huluのサイトでも冒頭少し視聴してわかるように、いかにもそれっぽいドキュメンタリー風に作られているのです。

 その作り方が本当にそれっぽいし、お前らどこまでくっついてくる的にシュールだし、カメラアングルをおもしろくしています。この方法で作られていなかったら、まったく子ども向けのただのペンギンがサーフィンする(ただし波はすごいリアル)でおわるのですが、このいかにもなドキュメンタリーぽい手法が、じわじわおもしろさを増していきます。 
 主人公のコディの声はシャイア・ラブーフで、かなりしゃべりまくりです。Huluだと字幕ですが十分おもしろいです。ヒロインはズーイー・デシャネルで、ちょっと年上感があってステキです。
 
 Amazonの紹介文もWikipediaも、Huluと同じように、たいした説明が書いてませんが、このアニメのおもしろさはまちがいなく、ドキュメンタリー的演出なところです。むろんペンギンもその他キャラクタも波もかわいいし見応えありますが。
 
 おそらくサーフィン好きな人、サーファーの取材映像などみたことある人は、おもしろさ倍増することでしょう。少ししか知らなくてもかなり楽しかったです。時間も長くないけどこっていて、オススメ! コディかわゆいぜ!

 予告編はいまいちです。ソニーはグローバルでソフトの売り方をまちがっているの…?

2013/09/03

忍たま乱太郎の世界

劇場版アニメ 忍たま乱太郎 忍術学園 全員出動! の段』を観ました。Huluです。

 乱太郎は教育テレビのアニメ番組で、忍者の学校で勉強している忍者の卵たちのスラップスティック(?)コメディです。1993年から続いている、長寿人気アニメ。

忍たま乱太郎

 平日毎日10分。短いです。映画は79分。

 主人公は「乱太郎」で「きり丸」と「しんべヱ」の3人がメインキャラのようです。しかし登場人物が多すぎるせいか、レギュラーのアニメでも、彼らが毎回でてくるとは限りません。
 
 忍術学園を舞台にしているので、一年から六年まであり、先生たちもいて、忍者なので敵キャラもいて。私が名前がわかるのは、さきの3人と、土井先生ぐらいです。

 映画は、予想外に話がこっていて、シュールな小ネタがぎゅうぎゅうに詰め込まれていました。子どもはあの話しわかるのかなぁ?
 小ネタというのは本当にネタなのかどうかわからないレベルもあるのですが、たまにテレビ放送を見かけて思うのは、声優さんがはっちゃけてるなぁ、なのです。
 乱太郎は高山みなみさん、きり丸は田中真弓さん。はっちゃけたコナンとルフィが見られるのは乱太郎だけ!、なのです。特にきり丸は時々やばいですね…。乱太郎は優等生だけど天然ボケを押し通すタイプのようです。
 土井先生は彼らの担任なのですが、関俊彦さんのイケメンボイスが大好きです。

 映画はストーリーもキャラクタたちも、言動もシュールでギャグの閾値が上がってるのか下がってるのか混乱してくるのですが、こういう風なのも一首のリフレッシュになるのかもしれません。頭のなかのいろんなツボを、思わぬところを、その有効性は不明だけど、押し押し押されるような。

 一番びっくりしたのは、しんべヱのあれ。あれ。「知らない人はびっくりするよね」と乱太郎も言っていた気がしますが、びっくりしました。もはや人間じゃないYO! なめくじキャラも怖いです。

 映画の冒頭は、ちょっとぎょっとしちゃうはじまりです。原作漫画はみたことないのですが、もっとシビアなものらしく、ギャグ煙幕をはりつつもそういった雰囲気をどこかに残しているのかなぁと思います。


 あ、ヘムヘム(変な犬)もわかる。




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(声でロンブーの亮さんなどでていたらしいがわからなかったぞ。。)


2013/09/02

その日の『あまちゃん』


 今日は久しぶりにリアルタイムで『あまちゃん』を観ました。

 実は土曜日観たあとは、ユイちゃんがどうなるのか気になって気になって頭がいっぱいになってしまっていて、Twitterで流れて来た、あの日のあの鉄道のことは調べてしまいました…。ネタバレやん。なのでユイちゃんについては、ちょっと安心してたのですが。

 トンネルのなかのと、ジオラマを中心に向こうのことを描くのは、本当にすごいなぁと驚嘆しました。まさか津波の映像流すまい…?と思っていたら。大吉さんのゴーストバスターズ唄うところから、トンネルを出るところの、あの画と表情の変化は、本当にすごい。そのあとユイちゃんがきて、トンネルと瓦礫がうつるけど、全体の画としてはむしろ美しいほど。実際は直後にジオラマとナレーションの説明で、想像したり思い出すことができてしまう。

 地震が起きたとき、東京のそれぞれのシーンが、少しずつ入るのも印象深く。JJプロダクション、奈落、無頼鮨。
 個人的に「うわ」と思ったのは、みんなでテレビをみているシーン。自分も会社でテレビをみていましたが、押し寄せる津波の映像をみながら、「ここは人がいるんだよね? あの車のなかに人はいないの?」と何度も思いました。あんな映像をリアルタイムでみていたのに、不安は強まっても、現実味は薄いと言えば薄かったのです。

 この日のこのシーンをどうやって描くのか、ずっと興味深く待っていました。むろんそれ以外の話がおもしろいから、ずっと録画して観ていたわけですが!。
 日本の演劇、ドラマ、映像というものは、自分が知っているよりもっともっと表現力が豊かで、多くの可能性がまだまだあるのかもしれない、と思いました。


 地震がおきたとき、みんなが怖がりすぎてないのが良かった。日本のドラマでの災害系はホラーみたいに即座に不安顔するから逆に冷める。

『スター・トレック イントゥ・ダークネス』IMAXで観てきた!! やっと!


『スター・トレック イントゥ・ダークネス』をようやくようやくIMAXで観てきました。ベネディクトの来日プレビューのとき、「初めて観るのはIMAXにしたい…」と思いつつ、誘惑に負けて3Dで観てしまいましたが。ようやくです。

 IMAXのSTIDは、「観る」というより「体験する」になります。2Dはじっくり観るという感じでしたが、IMAXは、視る聴く以外の感覚器(どんな感覚器があるかふめい)を使って、体験するような感じになります。「とびだしてくるすごい~」ではなく、奥行きや臨場感がすごいのです。奥行きは飛び出てくるが故の距離感ではなく、遠くへ引っ込む感じのほうが、よりリアルです。

 音質も全然違うので、役者さんたちの声ももっとステキに素晴らしく響きます。よりいっそう迫力が増します。ベネディクトはより怖いです。爆発音や衝撃音、その他諸々の音響効果も堪能できますが、今回はとくに人の声の良さを感じました。STIDは走り回ってるけど台詞が案外多いです。(もっと多くてもいいぞ!)

 スタートレックは宇宙ものなので、当然IMAXと相性はぴったりです。宇宙がすんばらしい。銀河、宇宙、エンタープライズ号の美しさ、壮大さを十二分に感じることができます。

 映画の上映後、ものすごいテンションが高くなってるお嬢さん方(二十歳前後)がいました。一人は四国から、このためにかどうかはわかりませんが、上京して、はじめてIMAXを観たそうで、大興奮していました。(と同時にスタトレにはまっていたようでした)はじめて観たIMAXがSTIDという超弩級におもしろい映画だったというのは、とてもラッキーだと思います。

 IMAXで3D酔いはあまり聴きませんが、酔うかどうかは、映画によると思います。2Dでも酔いそうな映像はありますし。なので、せっかく近くにあるのにまだ一度も行ったことがないなんて方は、ぜひスター・トレックを観に行ってください。せっかくならおもしろい映画で観た方がぜったい良いです。そんなの近所に無いわよ、という方も、安心して2Dで観てください。100席ぐらいの小さめの映画館でも大丈夫です。