2014/05/13

『相棒-劇場版III- 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ』観た

相棒-劇場版III- 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ

 やっと観てきた…。たまたまナントカの日で、1100円で観られた。映画館へ行ったらすごい人。ほとんどアナ雪かなぁと思ったけど、相棒も座席がほぼうまっていたような。(いままでいったどの映画よりも混んでいたような)

 ざっくり全体の感想は「相棒的にはどうななのかはさておき、おもしろかった」。2時間だれることなくあっという間。予告編はうまいことできてるなぁ〜と思った。




 二人以外の人がどんなふうにからんでくるのか、気になっていたが、そこははなまる百点満点つけたい出来。大河内さんもでてきたし、大人数のおっさんをわちゃわちゃうまいこと出した展開、なかなかすごい。

 ゲストキャストもとても良かった。最近何かと見る機会の多い伊原剛志、期待を裏切らない釈由美子。釈ちゃんはぴったりな役だろうとは思っていたけど、期待していた以上に良かった。右京さんが石投げしてるときかわいいし、はきはきしゃべる感じかっこいいし。以前の印象より、声など台詞の出し方がとても良くなっている。すごいわー。

 ストーリーも都心と島とびゅんびゅん行き来して、ダイナミックで良かったのでは。最後のお説教シーン、と思いきや、今回は犯人が長い台詞で、そのあとの右京さんの台詞が少ないのが良かった。伊原さんのなんかこういっけんまともに見えるのに、すっかりずれた語りがすごく良い。

 キャラクターはそれぞれ印象的な表情があり、レギュラーの人数が多いのにすごいなぁと思う。カイトくんの歌うシーンとても良かった。


 全体的にはおもしろくて楽しくて、相棒のスペシャルらしいといえばそうなのだけど、「バディ」ものとしてはどうだろう、と思った。いやそもそも、相棒は相棒といいながらバディものではないのかもしれないけど。あくまで水谷豊がメイン。

 テレビシリーズでも思うのだけど、右京とカイトは、別行動をして合流、のパターンが良い感じだと思う。今回は陸の孤島ということもあり、いっしょに居すぎかなぁ、と感じた。相棒はアクションではないので、二人でどんぱち背中合わせで立つ、はやらないわけだから、他のところで相棒らしさをだす。どうにかして、島にいくタイミングをずらすとか、どっちか拉致られていたら良かったかも…等考えたが書いてみたら陳腐すぎるわぁ、と自分にひいた。

 ストーリーを優先するから、レギュラーのキャラクターの決め決めシーンが減る。主人公達が画面にいない時間が長くなる。これはふつうはなかなかできない選択で、そういうことをしてしまうのはとても好きだが、結果主人公達の印象が薄くなるのはなんかむずむずする。事件の解決のためだけに探偵がいるのではつまらない。


 見終わってから、今度はテロとか警察とか自衛隊とか、規模が大きい陰謀系じゃないところでの人間ドラマなものを映画でも見てみたいな〜と思った。そういう映画でじっくり見せたり豪華感をだすのは難しそうだけど。


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  1時間と決めたら意外と長くて左親指が痛くなる。よろしくない。