2014/06/09

SHERLOCK S3の放送がおわったー雑感

 長い年月を待って祭はあっという間に終わった…、と思いきや、いやいや全然終わらない。1回みただけでは全然頭がついていっていないし、理解できてない、見落としているところが多い印象。

 以下ネタばれあり。





 Ep1は帰還と再会。シャーロックはちょっと浮かれ?てて、ジョンはきりきり舞い。何度も爆笑。
 Ep2は結婚。今回の3つのなかでは一番おもしろいし、お気に入り。シャーロックのスピーチが感動的で…、てところは、別に対して感動しなくてw、映像が美しいし、イギリスの結婚式事情は分かるし(いろいろ驚愕すぎた)、ベネディクトの披露宴での会場の一人芝居に近い芝居は、本当にみていてうっとりする。いいねぇ。
 Ep3は、前の二つでちりばめた、伏線の回収。マグヌッセンさんのサメだがドラゴンだかのにゅら〜と漂ってくる感じが気持ち悪い怖い。豪邸すさまじい。途中、先客がいるところで、「えー!、ここで撃って話がおわっちゃうんじゃない?!」とすごいびっくりしましたが、さにあらず、そこからの一連のシーンこそが、今回の見せ場だった。(うまく撃ったならあそこまで瀕死にならないと思うので、あれはシャーロックが彼女に撃たれたというショックで、ちょっとメンタル下がっていただけだと思う)最後にはやっぱり恐喝王は死ぬ。だってそういう話だもん。誰が撃つかというところでどおっと盛り上がったけど、いや、ジョンはもう1話で殺してるし。

 観ているときにも気づいたけど、S1E1と対になっているような描写が多い。そのせいか、完結する感がすごい。最後のエンディングは、そのまま飛んでいってもどっちでも良かったと思う。

 メアリーの設定はこれでもかと色々盛り込んできて、私はうれしい派。
 口さがない連中は、「恐喝王じゃなくて彼女が」とか、「かくかくしかじかで死んだり居なくなったりしてくれたら原作と辻褄が合う」なんて言ってる人も見掛けたけど、そんなことを思うだけでなく外に言葉にして言ってしまうなら、もうこの先SHERLOCKは楽しめないだろうから、S1とS2を持って隠居してはどうだろう。フィクションの登場人物の死を望みながらそれが果たされるまで、これからずっと生きていくなんて、確実に精神を病んでいく。

 今回のシリーズは、ベネディクトの演技や台詞がともかく多かった。スーパー売れっ子なのにw。すごい。妄想のなかのイケメン嘆美から、浮かれガキんちょ、親友のために何も惜しまない姿。いろんな素敵な表情が観られた。無論周囲をがっつりとできる人たちが固めているから、そこで彼だけがういたりしないわけで。ほんまに良くできている。

 制作者たちはミソジニー(女嫌い)の傾向があるという意見もあるようだけど、私はそこだけというより、すべての、偏ったものの見方をする人たちに対する皮肉を感じる。君たちは平等なものの見方をしているつもりだろうけど、全然そうじゃないんだよ、と時々あざ笑われているかのような。

 S4に願うことは、話の中心を「冒険」に戻して欲しいこと。事件の謎解きを主軸にしていないと、ホームズ原作なのか、何が何だがわからなくなってしまう。事件の合間に、彼らのプライベートというか、人柄とか人間関係が分かっていくような。原作のおもしろみはまさにそこですから。

 S3はおもしろかったので全然問題ないですけど(丸め込まれてる)。

 しかし、またモリアーティが本当にでてくるの…?。本人ではなく、兄弟または赤の他人で、双子か整形手術してる、なんて話がいいなぁ。あそこまではっきり殺していて、ホームズみたいに実は生きてました、なんておかしい。兄弟は原作にでもあるネタ。
 あるいは、あの映像は生前の仕掛けで、実はやっぱり死んでいて、その仕掛けだけが、発動するとか。以前に人の心に巻いた黒い種だけが残っている、とか(殺したくなったらこの箱をあけな〜系)。いろんな事件がおきて、黒幕にモリアーティの気配を感じるけど、生死ははっきりしないとか。あの映像がでたからって、生きているなんて思っちゃだめだ!





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  1時間と決めたら意外と長くて左親指が痛くなる。よろしくない。